30歳さいの今こん永ひさし投手とうしゅはこのオフ、ポスティングシステムを使つかった大リーグだいり-ぐ移籍いせきを目指めざし交渉こうしょうを進すすめた結果けっか、カブスと4年ねん契約けいやくを結むすびました。

アメリカのメディアは契約けいやくの総額そうがくが5300万まんドル、日本にっぽん円えんでおよそ77億おく円えんにのぼり、球団きゅうだんが契約けいやく延長えんちょうのオプションを行使こうしした場合ばあいは最大さいだいで5年ねん総額そうがく8000万まんドル、およそ116億おく円えんの大型おおがた契約けいやくになると伝つたえています。

入団にゅうだん会見かいけんはシカゴ市内しないのホテルで行おこなわれ、今いま永ひさし投手とうしゅは黒くろのスーツに鮮あざやかなブルーのネクタイを身みにつけて登壇とうだんし、はじめに背せ番号ばんごう「18」のユニフォーム姿すがたを披露ひろうしました。

そして「ヘイ、シカゴ！」と大おおきな声こえで呼よびかけ、「カブスの一員いちいんになれてとてもうれしく思おもいます。ファンやチームメートに会あうのがとても楽たのしみです。ゴー、カブス、ゴー！」と英語えいごでおよそ1分間ふんかんに及およぶあいさつを行おこなうと会場かいじょうからは大おおきな拍手はくしゅがおくられました。

その後そのごの質疑しつぎ応答おうとうでカブスへの入団にゅうだんを決きめた理由りゆうについて聞きかれた今いま永ひさし投手とうしゅは「自分じぶん自身じしん、可能かのう性せいが無限むげん大だいに広ひろがるチームを求もとめていたので、カブスに入団にゅうだんすることが自分じぶんの成長せいちょうにつながると思おもって決きめた」と話はなしました。

カブスでチームメートとなる鈴木すずき誠まこと也選手せんしゅには入団にゅうだんを決きめた後のちに連絡れんらくを取とったということで「彼かれも自分じぶんのことのようにうれしがってくれて『自分じぶんも興奮こうふんしています』ということばをもらった。彼かれと一緒いっしょに日本人にっぽんじんのチームメートどうしでカブスを盛り上もりあげることができるのを光栄こうえいに思おもう」と笑顔えがおを見みせました。

そして、背せ番号ばんごう「18」を選えらんだ理由りゆうについては「カブスの歴史れきしを自分じぶんなりに調しらべて、2016年ねんのワールドシリーズ優勝ゆうしょうの際さいにベン・ゾブリスト選手せんしゅがこの番号ばんごうを付つけていて、自分じぶんも同おなじような活躍かつやくがしたいと思おもった」と明あかし、2019年ねんシーズンを最後さいごにカブスで引退いんたいした野手やしゅの背せ番号ばんごうにあやかったと説明せつめいしていました。

今いま永ひさし投手とうしゅは来月らいげつ、アリゾナ州しゅうで行おこなわれるキャンプに鈴木すずき選手せんしゅとともに参加さんかし、開幕かいまくローテーション入いりを目指めざします。